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PETボトルを自社で資源循環 回収ボックス6000台に再生 近畿コカ・コーラボトリング
(循環経済新聞 平成18年3月6日) 
※アートファクトリー玄が近畿コカ・コーラボトリング様に提案した「循環型ペットボトルリサイクルシステム」が紹介された記事です。
 近畿コカ・コーラボトリング(大阪府摂津市)は、回収したPETボトルを再生利用した空容器回収ボックスの導入を拡大、2005年度は当初目標の6000台を達成、資源循環体制の構築を加速している。
 再生原料となるPETボトルは、豊岡(兵庫県)・綾部(京都府)・大宮(京都府)の3事業拠点の各管轄エリア内の自動販売機から回収したもの。これらを、自社処理施設である「あやべエコ・リサイクルステーション(京都府綾部市)に搬入。他の空き缶(アルミ、スチール)、ガラスびん(透明、色付き)などと選別。プレス機にかけベール化し、再商品化工場へ出荷する。
 再商品化工場で生産されたフレークは、提携するプラスチック成型加工メーカーのヒサシ(大阪府東大阪市、今井芳子社長、?0729-64-7320)が買い取り、独自技術で再生PETを100%利用した空容器回収ボックスを製造する。製品やリサイクルの企画は、アートファクトリー玄(東京・渋谷、杉村総一郎社長、?03-3407-9175)が担当している。
 同回収ボックスの容量は70リットルタイプで、500ml.入りPETボトルに換算すると93本分を原料利用できる。サイズは85リットル、100リットルの大型も用意されている。
 近畿コカ・コーラボトリングでは、年間約2万4000台の空容器回収ボックスの更新・新規設置があり、約4分の1を自社PETボトルの再生品で充当している計算になる。回収ボックスの製造には、ペレットではなくフレークから加工できる技術が採用されており同社環境室は資源循環に加え「省エネ・CO2削減効果もある」と見ている。

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