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廃ストレッチフィルムを回収袋に 再生利用率をアップへ [近畿コカ・コーラボトリング]
(循環経済新聞 平成20年10月20日)
※アートファクトリー玄が近畿コカ・コーラボトリング様に納入した空容器回収ボックス・ペットトラッシュが紹介された記事です。
 近畿コカ・コーラボトリング(大阪府摂津市、吉松民雄社長)は、物流などで使用したストレッチフィルムを飲料容器回収ボックスの回収袋に活用する取り組みを7月から開始した。
 再生ストレッチフィルムを使用した回収袋の発注量は、7月が89万8200枚、8月が7万枚、9月が27万4200枚で、合計124万2400枚。バージン材料を使用した回収袋を含めると全体の25%を占める。再生ストレッチフィルムはびん・缶用とカップ用の2種類を使用。単価はバージンとほぼ同等で、50%強の購入量を目指している。
 環境に配慮した製品へのこだわりは、回収ボックスにも表れている。使用済みPETボトルを利用した容器回収ボックスだ。07年に設置した回収ボックスの77%にあたる1万3176台がPET原料使用の回収ボックスで、資源循環体制を構築した。
 06年に設置した2万6903台のうちPETボトル再生利用の回収ボックスは1万4156台(53%)だが、資源循環体制の強化を図り、リサイクル回収ボックスの使用割合を引き上げた。
 再生原料となるPETボトルは、豊岡(兵庫県)・綾部(京都府)・大宮(京都府)の3事業拠点の各管轄エリア内の自動販売機から回収したもの。これらを自社処理施設である「あやべエコ・リサイクルステーション(京都府綾部市)」に搬入。他の空き缶(アルミ・スチール)、ガラスびん(透明・色付き)などと選別。プレス機にかけてベール化し、再商品化工場へ出荷する。
 再商品化工場で生産されたフレークは、提携するプラスチック成型加工メーカーのヒサシ(大阪府東大阪市)が買い取り、独自技術で再生PETを100%利用した容器回収ボックスを製造する。製品やリサイクルの企画は、アートファクトリー玄(東京・渋谷)が担当している。
 回収ボックスの製造には、ペレットではなくフレークから加工できる技術が採用されており、同社CSR推進グループ環境チームは資源循環に加え「省エネ・CO2削減効果も大きい」と見ている。

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