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公園浄化に効果◎ 特製ゴミ箱 投入口小さくし“不法投棄防止” 他自治体も注目 東京・豊島区
(デイリースポーツ 平成11年9月2日)※アートファクトリー玄が豊島区様と共同開発、納品した製品「MD-800W」が紹介された記事です。
●家庭ゴミシャットアウトで総量25%減
●悪臭減って清潔感アップ
●価格も市販に比べて半分

特製ゴミ箱で公園の“不法投棄”をシャットアウト−。家庭ゴミを公園のゴミ箱にポイ捨てする“ルール違反”に頭を悩ます東京都豊島区が、独自に開発した新型ゴミ箱を設置したところ、ゴミの減量化と公園の清潔感アップに抜群の効果を発揮したことが分かった。投入ロを小さくし、家庭ゴミを投げ込みにくい作りにしたうえ、残飯を狙う動物が侵入できない“ウルトラボックス”。同区は「予想以上の効き自」と目を丸くしており、他自治体からも注目を集めている。

苦情もなくなった

東京都ではここ数年、ゴミを細かく分別、捨てる曜日を変えたり、規定の袋に入れてゴミ出しするなど、ルールがどんどん厳しくなっている。
 ところが、独身のサラリーマンや単身赴任の会社員らが生ゴミを出し忘れたり、ビンやカンなどを分別する手間がないため、通勤の途中、いつでも捨てられる公園のゴミ箱に「ポイ捨て」するケースが激増し、問題になってきた。

同区の公園のこれまでのゴミ箱は投入口が上向きで、縦横50センチのゴミを投げ込みやすい型を使っていたため、いつも“山盛り”状態。
また、カラスなどが残飯を食い散らかし、悪臭が漂って住民から「不潔で汚い」という苦情が絶えなかった。
1996年、23区では公園のゴミ処分費用を各区が負担するようになったため、ゴミ箱に「処理には税金が必要」といったステッカーを張ったり、広報紙で呼びかけたが、効果は薄かった。
そこで、同区では「『捨てるな』と注意するばかりではなく、捨てにくくした方がよい。新型のゴミ箱を作ろう」と開発に取りかかった。
投げ込みにくい構造や入り口の大きさは、実際にゴミの“ダミー”を使って検証。試行錯誤の結果、投入口を側面に設けて、小さくし、悪臭の原因になる雨が入るのを防ぐひさしを付けた。そのうえでカン、ビン用と他のゴミ用に分け、カギを付けた「新型」を完成した。
 これまでに、このゴミ箱を区内の164カ所の公園に約240個設置した結果、全公園から出るゴミの量が以前に比べ25%も減った。
さらに、生ゴミの量が減ったうえ、カラスや描が散らかすことがなくなったため、悪臭も消え、苦情がほとんどなくなる大きな成果を挙げた。
また、それまでの市販のゴミ箱に比べ、価格が半分で済むとあって、他の区、市から多くの問い合わせがあった。
同区は「これを機にゴミ捨てのマナーや環境に対する意識を高めてもらいたい」と話している。


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